三月もやっと終わる。この3か月は長かった。一月から急に寒くなり、その寒さがもろにこたえた。あんまりいい3か月ではなく、その締めくくりが津波なつさんの死で、とどめを刺された。一月25日に亡くなられたという。ちなみにこの日は、僕がなんてことない1日を終え、夜、ビデオで大島渚の「日本の夜と霧」の5回目の鑑賞をしていた日だ。一月25日の滋賀県は、さぞかし寒かったことだろう。僕は最近、しょっちゅう「流氓の歌」ばかりを口ずさむ。今の僕の心情にぴったりだ。これは、大島渚監督作品「太陽の墓場」の中で、佐々木功が口ずさむ歌である。この映画の中で、最も美しいシーンだ。
懐かし山 懐かし川
追われ追われて果てしなき旅を
道づれは涙 幸せはない
国の外にも 国の中にも
とにかくこの冬は重かった。津波なつさんのご冥福を、心からお祈りしたい。残念な歌人を失った。









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