今日、煙草を買おうとしたら、俺の前に買おうしたおっさんが、自販機の言う「タスポでタッチしてください」という台詞に対して、一生懸命手でタッチしているのである。「なんだよお」とつぶやきながら。見かねて俺が、「これは、カードがないと買えないんですよ」と教えてやったら、「ふざけんじゃねえよこの野郎!」と怒ってどっかへ行ってしまった。現在、喫煙者のタスポ普及率はわずか、四人の一人だそうだ。浸透しとらんなあ。近くのコンビニがたばこ販売許可をとってないので、俺は泣く泣く、厚生省に激怒しながらも他スポを申請し、先日手に入れた。
これからコンビニが、なだれを売ってタバコ販売許可を得ようとするだろうな。実際、コンビニにおける売り上げが、タバコによる収入によって上がっていると経済ニュースで言っていた。ということは、おかしなことになる。政府は、未成年者に買わせないという建前と、タバコのみは絶対カードを入手せざるをえまいという皮算用でタスポなどという制度を導入したが、これでかえって自販機によるタバコ販売ががた落ちになるということではないか。となれば、このカードになんの意味があるのだ。そして、僕が怖いと思うのは、コンビニにおけるタバコの売り切れ、という自体も杞憂ではないということだ。夜中にタバコが吸いたくなったときの人間の渇望について僕はよく知っている。それは麻薬患者のそれと変わりない。例えば、作家の原田宗典は、夜中、タバコはあるがライターもマッチもないという事態に陥り、隣町の友達のとこまで歩いて火を借りに行ったそうである。
俺にもまったく同じ経験がある。タスポを貸す貸さないで殺人事件が起きてもおかしくないと俺は思う。なぜなら、それは麻薬であるからだ。「麻薬だからやめろと言うのだ」と、嫌煙家は言うかもしれないが、それは依存症の激しさも人間の精神構造も何も知らん者の言い草である。煙草の禁断症状たるものすさまじく、俺はかつて夜中にあばれて妻を泣かせたことがあるらしいがおぼえておらん。結局遠くのコンビニまで買いに行かせたらしいが。
しかし、ふざけた制度を作ったものだ。青少年を煙草の害悪から守るだと?ふざけんな!それだったら、小売店でもタスポがなければ買えないようにするのが理屈ではないか。要するに、カード会社と政府の癒着であるに過ぎない。それも、一時的な儲けであり、長期的にはマイナスになるだろう。日本という国は、目先の利益ばかり追求し、全く合理性というものを持っていない。だから、税金の無駄遣いである、独立行政法人を潰せない。こいつらのやることなすこと、国民にとってのマイナスばかりである。日本は、偽善国家である。
「オマエの言ってるのは麻薬患者の言い訳だ」というような意見並びにコメントは禁止いたします。









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