2006年12月24日

659 ロフトプラスワンは良心的〜私の企画

 帰宅し、有馬記念のビデオを見る。案の定負けたはははははははははは。十二連敗。連敗記録更新。今年の競馬は、二十三戦、四勝十九敗。回収率72・1%。え、この勝率で72パーセントもあるの?と驚かれる方もいるかも知れないが、日本ダービー、宝塚記念、マーメイドS、フェブラリーS、この四勝は札束ががばっと入ったのです。今年は、ジャパンCをやらなかったことと、菊花賞穴馬ソングオブウインドを抜擢したにも関わらず、三連複本線が1着2着4着に敗れたこと、この二レースの失敗が痛かった。これさえ勝っていれば、年間プラスである。負けても負けてもやるのが競馬。来年の私のキーワードは、「謙虚」。たとえ100円でもいいから、欲をかかずに、的中率だけを上げるという、そういう意味である。毎年こう言ってんだよなあ。まあいい。気分を改めて、来年も京都金杯からファイトするのだ。

 辰巳泰子さんのライブが新宿であったので行って来た。トークがあらかた終わったとき、ゲストの笹公人さんが、「会場には黒田英雄さんも来てますが」と振られたので、「よし、突っ込みを入れたろう」とマイクが来るのを待ってたら、「時間がない」とぽしゃってしまった。まあ、それで正解だったかもしれない。なぜなら、たぶん俺はマイクを離さず、後半の辰巳さんの朗読の時間がなくなったであろう。ちょっと、いや、かなり言いたいことがあり、また、挑発して会場を紛糾させてやろうとも思っていたのだが、まあ、カットされて正解だったでしょう。いいライブだったけれど、もっと結社の裏話とか、結社歌人と投稿歌人の違いとか、予告から期待したようなトークがなかったことに対しては恨みがのこる。もっと面白い爆弾秘話が聞けるかと思っていたのだ。だから、そのことに関して質問しようと思っていたので、笹氏の振りがいいタイミングできたな、と思ったのに、時間切れで止められてしまった。もうちょっと丁々発止のやりとりが欲しかったなあ。会場には枡野浩一氏も来ていたと言うし。俺、紛糾させるの好きだから、いろんなことを一瞬考えたんだが、まあ、これでよかったのかもしれない。朗読時間をパーにして辰巳さんに恨まれるところだった。辰巳さんの朗読はすごく良かった。彼女の朗読はうまい。関西弁のイントネーションが生きていて、歌に独特の生活感が漂ってくる。ご自分の歌はもちろん、投稿されてきた歌の朗読には驚いた。目で読むよむより、すごくいい歌のように聞こえるのだ。これは、朗読者のマジックだな。
 ところで、会場ロフトプラスワンは、売り上げからいくばくかの使用料ぶんを引いた残りがギャラというシステムだそうだ。新宿ど真ん中の一等地で、これは良心的と言えるシステムだろう。それで僕も、自分なりに企画を考えてみた。これくらいの予算なら、僕でもやれそうである。

1・「黒田英雄VS枡野浩一/正しい夫婦生活のあり方を語る」〜これは、根掘り葉掘り枡野氏の離婚体験を聞き出し、私がぼろくそに言って枡野氏をいからせる中で、観客に正しい夫婦生活の何たるかを知らしめる2時間。
2・「黒田英雄VS俵万智/子育ての楽しさについて」〜これは、俵氏に子育ての喜びを語らせながらも、その欺瞞と商売性を私がさんざんつついて最後には怒らせるという企画。観客には、子育てがいかに大変であるかということを逆に知らしめるのである。
3・「黒田英雄VS加藤治郎/釜飯の鶏に責任はあるか」〜これは簡単。加藤氏のあの一首「ゑゑゑゑゑ」を作った背景について延々と2時間語るのだ。私は、鶏の釜飯が大好きである。よって、これを戦争における死体として歌いあげた加藤氏に対して非常に怒りを持っている。ただその一点のみで「なんであんたはこんなことを歌うんだ!!!!!」と追求する2時間である。なお、観客のうち抽選で二名のかたに、釜飯をステージで食べてもらい、この歌を朗読していただく。もちろん、釜飯代は私の自腹である。
4・「黒田英雄VS短歌研究編集部」〜これも簡単。「なんでお前ら選考過程を変えないのだ」と延々と責める2時間。この企画は、新人賞選考というものが持つ暗部を抉り出し、歌壇全体の生ぬるさというものを糾弾する、問題トークとなるであろう。
 どの企画も、実現したら会場超満員で私の懐もほくほくで、馬券代が稼ぎ出せるというものだ。ただ、相手が承知する可能性は1000%ない。
 ロフトワンの、この料金システムはいいなあ。なんか面白い企画あればやってみようかな、とつい思ってしまう。しかし、かえすがえすも、一緒になんかやってくれようという歌人は皆無であろう(泣)。私は、自分のことを、歌壇における狂犬だと思っていたが、それは違うな。私は狂犬ではなく、珍獣だったのだ。
ニックネーム 茶トラのみんく at 21:46| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
そのきかく、すごく、おもしろつまらなそう。
Posted by 森 at 2006年12月24日 22:28
2と3の企画は、とちゅうで眠ってしまいそうです。

1と4には、私もゲストで参加したいです。
Posted by とがしゆみこ at 2006年12月24日 22:36
では、今度、いっしょにやりましょう。「夫婦」を主題に。

ご来場ありがとうございました。
Posted by 辰巳泰子 at 2006年12月25日 08:27
辰巳泰子氏と黒田英雄氏が討論するならばぜひ聞いてみたいところです。まずは黒田氏の肉声が聞きたい。次いで、辰巳氏にどんな論戦を仕掛けるか、そして観客がどのような反応を示すか、いろいろと興味深い。
Posted by 村田 馨 at 2006年12月25日 21:19
辰巳泰子VS黒田英雄?
もし実現すれば、これ以上におもしろい短歌トークショーが、ほかにあるでしょうか?
ぜひ、みてみたいです。
いやー、たのしみだなァ。黒田さんが辰巳さんに、いったいどんな毒を吐くのでしょう?
Posted by 森 at 2006年12月25日 21:45
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