2007年03月18日

732 てっちゃん様、俺を舐めるなよ

 私の歌を批判してくださった「てっちゃん」様に、貴公の歌をぜひ拝見したいと返したらおお、一首を寄せていただけた。

恩寵のいろこづく湖はろばろと雪ふりにけりきみの肌やわらかき

 (苦笑)。
 初心者がやりがちな失敗が散見される。詰め込みすぎでごてごてしていて自分の語彙に酔っていて読み手の想像力の余地がないくせに何を言ってるかわからなくて余韻がない。まさに初心者の自己陶酔といえるだろう。僕的には、興味ないジャンルの歌だがあえて改作してみよう。といっても盛りだくさんすぎてどこを使えばいいのかわからぬ。似ても似つかぬものになってもご容赦。5分待つこと。
 ………5分経過。

 頬には薔薇すでに見えずも対岸はみづうみはるか雪ふりしきる

恩寵のいろこづく湖はろばろと雪ふりにけりきみの肌やわらかき てっちゃん
 頬には薔薇すでに見えずも対岸はみづうみはるか雪ふりしきる 黒田英雄様

 こんなの改作でも添削でもなんでもねえよ。俺の新作だ。いや、ちょこちょこっと改作する積もりだったのだが、元歌があまりにも詰め込みすぎで、全部解体して組み立て直すしかなかったのである。正直言って、てっちゃん様のレベルのかたに、自分の歌の評など求めたくない。歌を具体的に批評せず、ただこき下ろすだけの連中というのは、案の定、この程度の力しかないのだ。てっちゃん様に言いたいのは、もっといろんなジャンルの歌人の歌をたくさん読め、ということである。そして、歌を勉強しろとは言わないが、もっと歌を楽しんでほしい。そうすれば、御作の初句と結句のアンバランスは解消され、もっとダイエットした作品が作れるはずです。
 僕は、簡略な措辞によって構成されるストレート短歌を標榜している。ただ、そうは言っても、いわゆる耽美派の歌だって読まないわけではない。なんせ、妻に強要されメシを抜かすと脅されて葛原妙子、塚本邦雄を泣く泣く読まされたのだ。この二人の歌人を評せと言われたら僕には難しいが、たいへんすぐれた歌人だということくらいは理解できる。てっちゃん様とは比べるのも失礼なくらいだということも。耽美派、抽象派を名乗る連中の歌の大多数はつまらん。俺だってやろうと思えばできる程度のものばかりだがばかばかしいのでやらないだけだ。俺はあくまでストレート短歌を目指して邁進しているのであって、お耽美やお抽象がわからん、というわけではないのだ。うちに送られてくるので耽美派の結社誌も読んでいるが、どれもこれも偉大な創始者様の貧弱で頭のわるい亜流で、華麗な言葉づかいと表面だけの難解さを模倣した言葉遊びに酔っているだけ、真の耽美や抽象などかけらもない。こんなのただの順列組み合わせであり、誰だって真似できる程度のものである。
 てっちゃん様に言いたい。俺の歌の批評をするなど10年早い。俺の歌や選歌をぼろくそに言う奴らよ、単にこき下ろしを並べるのではなく、そこまで言うならご自分の自身作をぜひ送っていただきたいものである。十首も二十首も送らなくてよろしい、これぞ渾身の一首というのを拝見させていただきたい。それで貴方の実力は僕にはわかる。俺をあんまり舐めるんじゃねえぞてめえら。
ニックネーム 茶トラのみんく at 00:27| Comment(14) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
私には歌はわかりませんが、他に直さなければならない所があるかと思います。
それがわからないと追い越されるのに10年かかりませんよ。
Posted by Wasanbon at 2007年03月18日 00:37
>Wasanbon様
 印象批評ではなく、「歌はわからない」に逃げず、自分の言葉でちゃんと論評しなさい。なんだったら貴方が改作をしてみれば?逃げ道を作ったうえでの批判はみっともないですよ。
Posted by ひでお at 2007年03月18日 00:55
改作はしません。

別に逃げる気もなければ歌を批判する気もありませんから。

その程度です。
Posted by Wasanbon at 2007年03月18日 01:30
ああ、今日は今から用事があっていかんならんのに黒田のアホとつきあわねばならぬ。じゃが、黒田に歌をさとさねばならんのじゃ。
正直に言おう、きみが歌を見せてくれというたからすらすらとでてきたのがこの歌。ちょっこっとも直さなかった。非凡すぎて自分が怖いと正に思った。
さてっと、この歌はね、ひとつのことを重層的に表現しているんだよ。ま、こんな歌意なんよ。

あなたとわたしが肌をふれあっている。いろこづく湖(うみ)<さざ波が鱗のように耀く湖>は神の恵み<恩寵>の光り、あなたとわたしが触れあうのも恩寵である。恩寵の至福のなかで清らかな天の雪がふっている。雪も恩寵のように。湖はあなたで雪はわたしのように。

ま、このように詩を描いてくれたらいいのだが、黒田の凡にはとてもとても無理じゃったなあ。おれをさびしくさせ泣かすなよ。
Posted by てっちゃん at 2007年03月18日 10:02
なにはともあれ、歌の作者があとからのこのこと出てきてこの歌はあーだったのこーだったのとごちゃごちゃ言訳がましい言辞を弄するのはあまりみっともいいとは言えませんな。
悪い意味での「短歌の私性」というやつですか。
Posted by 今小路朋彦 at 2007年03月18日 12:57
てっちゃんの歌意は黒田さんに通じないのではないでしょうか。それですから黒田さんには相手にしない方がいいとおもいます。歌のわかる人はわかるのですから。てっちゃんの歌には深いものがあります。わたしは大変いいとおもいました。
Posted by 安藤雅彦 at 2007年03月18日 16:27
↑そういうきいた風な口はたとえば歌誌だとかウエブ上に載せた歌をたまたま見かけた黒田氏に非難されたとか言うんなら通用しないでもないでしょうがね。
黒田氏に言われて黒田氏のブログに載せた歌を黒田氏にくそみそに言われた今のような場合は使うべきじゃないですな。
Posted by 今小路朋彦 at 2007年03月18日 20:07
へたくそふたりが短歌を汚す…
Posted by 国世 at 2007年03月18日 20:22
黒田様の歌は感心しません。改作の歌。
てっちゃん様の歌は練れた歌です。
Posted by 小杉 at 2007年03月18日 22:20
  頬には薔薇すでに見えずも対岸はみづうみはるか雪ふりしきる

この歌を鑑賞するのを忘れていた。鑑賞しよう。
破調の歌だな。49577、まあ許容としょう。前の49がひとりよがりじゃないの? 意味わからんわあ。まあ、ひとりよがりなりにいい方に解釈しとこうか。歌意、わたしなりに、

あなたの頬の赤い色は、刺のある薔薇がなくなるように消えうせてしまった。あなたとゆく(湖を渡りゆくような)はるかな対岸に雪がさかんに降りしきっている。対岸はあなたとわたしの明日の場所、清らかな雪がふりしきって美しい。

結論として、かようなる内奥を表白せんとする深みのある歌を忘れずに作ること。こうしました、ああしました、の歌ではダメあるよ。また、わたしのような優れた歌人と交友できるように人を作りなさい。
Posted by てっちゃん at 2007年03月19日 11:30
黒田さんの短歌の方がいい。
67577のリズムでしょう?
恩寵の・・の方は調べがめちゃくちゃだよ。
Posted by やまだのぼる at 2007年03月19日 15:52
>てっちゃん様
 重層的かどうかという議論以前に、貴方のお作は歌以前の問題ですので同じ土俵に立つこともできません。あと、自歌註を出すタイミングが悪くてみっともないです。もう一度申しますが、貴方の歌はまともな選者が読めば即ごみ箱行きでしょう。貴方の歌を詠む力と読む力、ふたつながらによーくわかりました。要するに、僕がまともに相手にするレベルではないということです。この話はこれで終わりにします。あほらしい。相手にした俺が悪かった。時間の無駄だった。
Posted by ひでお at 2007年03月19日 20:48
てっちゃんはんてほんまお茶目なオマヌケはんやのおw
黒田はん、爺守りお疲れはんでした。
Posted by 関西のおっさん at 2007年03月20日 01:45
>おっさん様
 ええっ、僕はてっちゃん様って、てっきり短歌を始めたばかりの若い人だとばかり思ってました。おっさん様は年配のかたとお考えですか?だとしたら、それはなぜでしょうか?教えていただければ幸いです。
Posted by ひでお at 2007年03月20日 23:25
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